先日ファイナンシャル・プランニング技能士3級(FP3級)の技能合格証書が届きました。
受験しようと思ったきっかけは、幅広いお金の知識を得たいと思ったからです。
FP技能士(ファイナンシャルプランニング技能士)の勉強をすると今までなんとなくしか知らないお金に関する知識を体系的に学ぶことができます。
- 年金制度
- 生命保険
- 株式や債権
- 所得税や控除(給料から天引きされているのが何なのか分かる)
- 不動産の基本
- 相続や贈与
私は8割以上の高得点で合格をすることができました。
私の勉強時間や利用したテキスト、勉強方法や合格のコツなどをご紹介いたします。
FP3級に挑戦しようと思ったきっかけ
そもそもFP3級に挑戦しようと思ったきっかけとして、冒頭に「幅広いお金の知識を得たいと思ったから」と述べました。
もう少し詳細に説明します。
本当の自由を手に入れるお金の大学が本屋で平積みされており、読んだところお金に関する知識が圧倒的に足りないことを自覚しました。
お金というと曖昧ですが、税金の控除のことや年金制度に関しては学校では教えてくれません。でもこれって生きるために必要な知識なのです。
そのことに気付かされたため、体系的に習得が可能なFPの資格の取得を目標にしました。
FP3級の基本情報
FPの資格は2種類ある
FPの資格は以下の2種類があります。
FP技能士(1級〜3級) | 国家資格で有効期限なし。3級から順に受験が可能。 |
AFP・CFP | 民間資格で有効期限があり定期的な更新が必要、AFPとその上位資格であるCFPがある。 |
金融機関で働いているわけではなく、お金のリテラシーを高めたいという方は有効期限のないFP技能士で問題ありません。
AFPやCFPというのはよりプロフェッショナルな資格です。
試験の実施団体も2つある
個人的にはここが一番ややこしいところです。FP技能士の試験を行なっている団体が2つあります。
日本FP協会 | NPO法人 日本ファイナンシャル・プランナーズ協会 |
金財 | 一般社団法人 金融財政事情研究会 |
団体が異なる場合の影響は、実技試験の出題方式が異なるということです。
団体は異なるのですが、最終的に取得できる資格は同じです。
金財の方が出題範囲が少ないです。日本FP協会の方が出題範囲が広いです。
仕事上必要なため、などのやむ終えない事情の場合は金財でもいいと思いますが、マネーリテラシー向上を目的とした受験の場合は「日本FP協会」で受験しましょう。
問題はほぼ同じなのですが金財の方が合格率が低いです。会社での申し込みのような団体受験が多く、勉強せずに受験する人が多いためのが原因と考えられています。
FP3級に合格した時の勉強時間や利用したテキスト
勉強時間
私の勉強時間はおよそ30時間程度です。
試験日の3ヶ月前から勉強を開始しました。毎週土日のどちらかに2時間ちょっと勉強を行なっていました。
最終的にもっと効率的に短時間で習得することが出来ると感じたので、ご紹介いたします。
利用したテキスト
私が利用したテキストはイメージで攻略 わかる!受かる!! FP3級 テキスト&問題集です。
この本は図やイラストがわかりやすくて、すっと頭に入りました。語呂合わせなども書いてあり、楽しく学ぶことができます。
以下の本もとても評判が良かったので買う時に悩みました。正直どちらでもいいかと思います。
イメージで攻略 わかる!受かる!! FP3級の方はかわいいキャラクターがいたのがよかったです。ちょっとカピバラさんに似ていてかわいいです。テキストの中身はどちらも同じようなものです。好きな方を購入すると良いと思います。
Amazonのレビューを見て評価が高いものであればなんでも良いかと思います。
効率的な勉強法
最も効果的な勉強法とはズバリいきなり後半の問題集から始めることです。
私はまず本の先頭から順番に読み始め、問題を解く前にテキストに記載された内容の暗記から始めました。
テキストを一通り読み終え、問題に着手したのですが、全く分からない状態でした。
問題を解き、その解答を見ながら進めた途端、理解が早まりました。
図表はわかりやすいですが、暗記には向いていません。問題をまず見て考え、答え合わせの際に図表を見ると頭に残りやすくなります。
そのため、テキスト部分は問題の解説として使うのが効率が良いのです。
合格したところで年収が上がるわけではない
FP3級を取っても、資格としては価値はないと思います。
今回合格のために勉強をしたことで、生きるために必要なお金の知識の基礎を学べたと思いました。そのため、受験したことはよかったと思っています。
FP技能士は、満遍なくマネーリテラシーがつくいい試験だと思いました。
お金の知識が欲しい方は受験してみてはいかがでしょうか。
記事を読んでいただきありがとうございました。