年間100冊の読書を継続している私が、人生に影響を受けた本を4つご紹介します。
ご紹介する本は、ビジネス書・自己啓発書に分類されるものです。小説でオススメしたい本もあるので、別の記事でご紹介したいと思います。
1冊目 マインドセット 「やればできる!」の研究
1冊目は「マインドセット 「やればできる!」の研究」です。
この本は本当にオススメです。
この本は私のマインドを本当に変化させてくれました。これを読むまでは、何かを上達すると何かを忘れたり、出来なくなるのではという恐れを感じていました。
例えば、英単語を頑張って覚えても、しばらくすると忘れてしまいます。それは脳みそに記憶できる上限があって、古いものから押し出されていくのだという風に考えていました。
頭のいい人はその容量がとても大きく、私はそうでもないのだと、根拠もなく考えていました。
そうではないのです。毎日の積み重ねが人生をより良くしていくのだということを考えされられました。若ければ若いほどこの本を読んで得るものは大きいと思います。
特に高校生・大学生・若手社会人にオススメです。
過去の記事でもご紹介しました。あわせて確認ください。
【書評】「マインドセット やればできる!の研究」人生を変えたいと考えている人に読んでほしい
2冊目 影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか
2冊目は「影響力の武器[第三版] なぜ、人は動かされるのか」です。
この本は、見えないけど、身近なところで使われている力(影響力)をはっきりと認識できるという意味で、世界の見え方が変わりました。
- スーパーで試食をしている意味は?
- 街中でポケットティッシュを配っている理由は?
- 上司にはなぜ逆らえないのか?
- セールストークに引っ掛かってしまう理由は?
- 行列ができているラーメン屋が気になってしまう理由は?
こういった疑問を、言葉で説明できるようになります。
多分読まなくてもなんとなく理由は分かるでしょう。
ただ、体系的に理解することで、自分でも実践できるようになると思います。
また影響力の武器を駆使した騙しにも強くなることが出来るようになると思います。
影響力の武器を読んだことがない方は、必読の書かと思います。
3冊目 クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
3冊目は「クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?」です。
エリヤフ・ゴールドラット博士の著書「ザ・ゴール」のシリーズです。
この本はプロジェクト形式の仕事に従事している人にオススメです。
プロジェクト形式とは、始まりと終わりが明確に決まっている仕事のことです。私はシステムエンジニアなのですが、あるソフトウェアの開発プロジェクトがあったとしたら、開発スタートからリリースまでで一つのプロジェクトということになります。
ソフトウェア関係じゃなくてもプロジェクト形式のお仕事(建設業などもそうですね)の人には役に立つと思います。
この本は博士の唱える制約条件の理論 (TOC)から派生したクリティカルチェーンという考え方を小説形式で説明している本で、さくさく読むことができます。
この本を読むと以下のようなことが理解出来るようになるでしょう。
- プロジェクトはなぜ遅れるのか。
- プロジェクトはなぜ遅れることはあっても、予定よりも早く終わらないのか。
- 突然にトラブルが発生して、負のサイクルに突入する理由。
何らかのプロジェクトにたずさわっている人にクリティカルチェーンオススメです。
クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
4冊目 FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
4冊目はファクトフルネスです。
この本は本当に世界の見え方が変わる本です。昔は良かった、今はどんどん悪い世界になっていくと教師や親からは言われていましたが、そういった考え方は間違っていることを学ぶことができます。
ニュースで聞こえてくるのはほとんど悪いことばかり。芸能人の不倫なんて正直何の役にも立ちませんが、ワイドショーで話題が絶えることはありません。
それは人間は本能的に悪いニュースに反応するように遺伝子的にプログラムされており、人間の性質を理解することで、無駄なことに時間を費やすことを減らすきっかけになるでしょう。
世界の先行きに漠然とした不安を抱えている方におすすめの本です。
FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
最後に
数ある本の中でも私の人生に影響を与えた本でかつ他の人にオススメしたい本を4冊ご紹介しました。
3冊目のクリティカルチェーンは、プロジェクトの仕事をやっていない人には刺さらないと思いますが、マインドセットと影響力の武器は万人にオススメできます。
良いブックライフを。
それでは!