私は猫を飼っています。
猫についてもっと知りたいという理由もあって、猫関連の本を何冊も読んできました。その中でもおすすめの本を4冊ピックアップしました。
1冊目は有名な小説です。2冊目は変わり種の本。3冊目と4冊目は真面目寄りの科学的な要素もある本です。
どの本も猫についての理解を深めたいという読書好きな方におすすめの本です。
夏への扉
1冊目は「夏への扉」です。
ピートという名の猫が登場するのですが、とある場面で大活躍をします。何よりもSFとして最高に面白いので本当におすすめです。
次の猫を飼うときにはピートと名付けたいという気持ちになりました。
SFの古典的かつ代表的な作品で、最初の翻訳は少し読み辛いので、もし読むならリンク先の新版をおすすめします。
ネタバレになってしまうので多くは語りませんが、猫が登場する面白い小説を読みたい方にはベストな本です。
猫語の教科書
2冊目は「猫語の教科書」です。
この本は一風変わった本です。猫語で書かれた本を、人間にもわかるように翻訳して出版した(というてい)の本です。
主な対象読者は「猫」なのです。(写真の帯に「猫が書いた、猫のための本」とあります。)
迷い猫がどのように人間の懐に入っていくか、大胆な戦略が垣間見えます。
この作者の解釈ではありますが、この本を見てから猫の仕草を見ると、猫がどのようなことを考えているかわかるような気持ちになります。
まあ気のせいなのですが(笑)、この本を見てから声のないニャーオを聞くと特別な気分になります。
猫の気持ちを知りたいという方は、この本を読むことでその理解の助けになるでしょう。
猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで
猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで
3冊目は「猫はこうして地球を征服した: 人の脳からインターネット、生態系まで」です。著者のアビゲイル・タッカーさんはアメリカの記者で、ニューヨークタイムズベストセラーにも選ばれています。
結構真面目な本で、猫が人間社会に溶け込むように進出していった理由を科学的な観点から考察しています。
この本の人間は猫に手懐けられているという主張は、もっともであると思いました。
猫が可愛い!だけではなく、もっと深いところまで理解したいと考えられている方におすすめの本です。
猫的感覚──動物行動学が教えるネコの心理
4冊目は「猫的感覚──動物行動学が教えるネコの心理」です。この本も猫を科学的な観点から読み解いた本です。
3冊目よりもより学術的な内容ではありますが、難しい本ではありません。
イエネコの先祖は地中海の辺りのヤマネコが共存し始めたのが起源であると考えられています。
犬はほとんどが家畜化されているのに対し、猫は野生も保ったまま人間社会と共存しています。そのような過程も考察されています。
この本を読むと、去勢について考えさせられます。去勢をすることで人間好きな遺伝子が受け継がれないというジレンマも今の社会では生まれています。
これも猫好きにおすすめの本です。
まとめ
猫が登場する小説は他にもたくさんあると思います。
猫関連の面白い本をご存知の方がいたらぜひ教えてほしいです。
記事を読んでいただきありがとうございました。
それでは!